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ボイトレをさせないボイストレーナー

ヨシ・トクガワ

 

ナレーター
アレクサンダー・テクニーク指導者

「声が変われば、人生が変わる。」を証明したい。

声の仕事に憧れたきっかけ

私が声の仕事に興味を持ったきっかけ、それは野球でした。小学校の頃から少年野球チームに入り、練習に打ち込んできました。他の多くの野球少年が抱く夢、プロ野球選手になりたいと考えていたときもありました、でもそんな夢から覚める時はすぐにやってきます。

中学校になり野球部に入りましたが、腰や足を怪我して、レギュラーの座すらつかめなかった私はプロ野球選手になることはおろか、甲子園を目指して野球を続けることも諦めました。でも野球が大好きな私は、将来野球と関わる仕事がしたいと思うようになりました。

そこであるひとつの職業が見つかりました。アナウンサーです。人前で話すことが好きだった私は「アナウンサーになって高校野球の実況中継がしたい」と思うようになりました。

 

 

誰にでも転機は訪れる

時は流れ、大学生。就職活動を迎えた私は、テレビ局のアナウンサー試験を受けますが全て撃沈。IT企業に就職しました。

仕事は順調だったのですが、一度にたくさんのことが訪れます。結婚を約束していた彼女の浮気が発覚したばかりでなく、なぜか私が手切れ金を払うハメになったんです。自分のことより、誰かのことを優先する性格が災いしたのか・・・。

それからしばらくは全てが面白くありませんでした。家と職場の往復ばかりしていて、このまま年を取っていくことに何か物足りなさを感じていた時、転機が訪れました。

ある日、私のことを可愛がってくれていた会社の先輩が退職されることになりました。その送別会の後、二次会で先輩に聞きました。

「やめてどうするんですか?」

「学生の頃から映像制作が好きでね。実は、この一年、仕事しながら映像制作の学校に行っててね。で、やっぱりそっちの方向に進みたくなったから」

その時、私は自分の中に何か熱いものがこみ上げて来るのを感じました。

そして帰ってからすぐに、入学手続きができる専門学校を調べました。アナウンサー、声優、ナレーターなど、声の仕事に繋がる何かを学べる学校を探したのです。

平日は仕事、休日は学校という生活を半年くらいした後、私は仕事を辞めて声の仕事の方向に進むことを決めました。その時、私は24歳。かなり遅いスタートですが、ナレーターを目指して東京に引っ越しました。

初めは声優の専門学校に入りましたが、少しやりたいことと違っていたため、声優学校を辞めてナレーターの養成所に入りました。卒業後、運良く事務所のオーディションに合格し所属することになりました。

トントン拍子に進んでいたこともあって私は浮かれていました。それからしばらくして、大きな挫折を味わうことになるとは知らずに・・・。

 

 

いくらがんばっても、うまくならない・・・

事務所に所属してからもレッスンを継続していました。うまくなるために、先生に言われたことをきちんとやりました。いい声になるために、色んな本を読みました。でもいくらがんばっても、うまくならないのです。正確には、先生は全く誉めてくれないのです。どれだけがんばっても結果か伴わず、次第に不安が募りました。

色々なことを考えました。

・自分には才能がないんじゃないか?
・これ以上うまくなれないんじゃないか?
・声を出すときの姿勢が悪いんじゃないか?
・練習が足りないんじゃないか?
・先生の言うことが間違っているんじゃないか?
・もう諦めた方がいいんじゃないか?

ネガティブな思考をただただ繰り返し、練習しては先生に誉められない。そればかりか、先生に言われたことをやると「違う」と言われるようになりました。

今思い返してみれば、先生に評価をされているという気持ちが常にあり、「失敗せずにやろう」とか「うまくやろう」という気持ちが強かったために、余分な緊張や不要な努力をして声を出していたんだと思います。

 

 

ある時、文字が読めなくなる

そんな状態で練習やレッスンを続けていたせいか、ある時、原稿の文字を読むことができなくなりました。文字は認識できるのですが、それを声にすることができなくなったのです。

怖くなったので先生に相談すると「一時的なことだから、落ち着いて読めばいいよ」と言われました。

でも落ち着いて読んでも、やはり原稿の文字を声に出して表現することができないのです。

そんな私に向かって、先生は怪訝な顔をして「練習が足りないのかもね」と言いました。

その言葉を信じ、私は練習を繰り返しました。でも、練習の時は読めるのに、レッスンや本番では読めなくなることがしばしば起きました。

先生に言われたことをメモした過去のノートを読み返しては、また練習を繰り返しました。

声の出し方、姿勢、アクセント、イントネーション、表現など洗いざらい復習しました。

そんな私に、先生はいつも同じ事を言うようになりました。

どうやら、私は抜け出せない迷宮に入ってしまったようでした。もちろんそのことには自分では気づいていません。ただただ、練習が足りないのだと信じていました

 

 

ついに、声を出そうとすると咳が止まらなくなった

そしてナレーターとして致命的なことがおきました。声を出そうとするときに、咳き込むようになってしまったのです。しかも日常生活でもそれが起きるようになりました。一ヶ月経っても、咳が止まらない状況は変わりません。病院で診てもらいましたが原因は分からずじまい。咳止めを飲むと少し落ち着くが、また声を出そうとすると咳き込む。そんな状況が続きました。

もうこれ以上、頑張ることができない・・・

そう思った私は、しばらく声を出すことを諦めました。練習もしなくなり、しばらく声の仕事から離れることにしたのです。

それからどれくらい経ったでしょうか・・・ようやく日常生活でも原稿を読んでも咳が出ることなくスムーズに声を出すことができるようになりました。

 

 

カラダとココロの使い方を学ぶ方法があった

また声を出すことをできるようになった私は所属していた事務所を離れ、フリーのナレーターとしてスタートすることにしました。そしてまた学び直すためにワークショップやスクールに通い始めました。

そしてある時、アレクサンダー・テクニークというものを知りました。

正確には、ある先生にワークショップで教わっていたことがアレクサンダー・テクニークのエッセンスを取り入れたものだと知らされたのです。最初にその名前を聞いていれば私は怪しんで習おうとしなかったかも知れません。でも中身を先に習っていたお陰で、興味を持ちました。なぜなら、その先生はカラダの使い方や思考の使い方をどう表現に活かすか?ということを教えてくれていたからです。

 

そしてアレクサンダー・テクニークを学んでみることにしました。

初めてレッスンを体験したとき、カラダの使い方が大きく変化しました。もちろん呼吸もラクになりました。その結果、声を出すことがこんなにも楽なことなのかと感じました。今まで発声を習った他のどの先生に言われたことよりも効果を感じたのです。

私が初めてアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けた先生は、幸運にもアメリカの大学の演劇学部で学部長を務め、世界中で教えている有名な先生だったのです。

私は発声のことを習っていないのに、呼吸や声が変わったのです。

 

 

みんな言ってることが違う、でも誰も間違ったことを言っていない

アレクサンダー・テクニークを学ぶにつれて、色々な発見がありました。並行して、有名な声優・ナレーターの方にレッスンを受けたり、ワークショップに参加したり、声に関する書籍やボイトレの本、会話テクニック集など市販されている本を読んで、実践してみたり。

そして重大な事実に気づいてしまったのです。

みんな言っていることが違う」のです。

レッスンの現場では、教える立場にある方の正解を実践することができずに叱られたり、泣き出してしまう方を何度も見てきました。時にはあまりにひどい罵倒をされて、レッスンに姿を見せなくなってしまう人もいました。

「なぜこんなことが起こるのだとろう・・・」

自分がこれまで学んできたことに照らし合わせてみると、こんな結論にたどりつきました。

みんな言っていることが違う。でも誰も間違ったことを言っていない

そう。レッスンで教える立場にある方や、書籍でエクササイズやトレーニング法を紹介されている方はご自身の経験で役に立ってきた方法を紹介しているのです。彼らにとっての正解なのです。

それが、あなたや私にとっては正解かどうかは分からないのです

 

 

ひとりひとりに合った方法を伝えたい

その後、私はすばらしい講師の方に出会い、学ぶこととの向き合い方を教わりました。演技のレッスンに参加したリ、解剖学を学んだりしてきたことをブログで発信し始めました。今では、毎年夏にシアトルに行って大学院で演劇を教えている先生から直接レッスンを受けたりもしています。

学びを深める中で、声が自由に、思い通りになるためのアイディアはたくさんあることを知りました。そして、それを今まで教えてくれる人は私の周りにはいなかったと言うことにも気づきました。

カラダの構造を理解するについて、自分が誤解を教わってきたことも知りました。

もしこのことをもっと早く知っていれば、私は原稿の文字を声を出せなくなったり、咳が止まらなくなったりするようなことはなかったんじゃないかと考えました。そして、レッスンで泣き出してしまった人や罵倒された人のことを思い出しました。

「きっと同じように声のことで苦しんでいる人、悩んでいる人はいるに違いない」

ひとりでもたくさんの方に伝えたくて、ブログを綴るようになりました。それが【声のトリセツ】というサイトです。

 

ブログの執筆と並行して、少しずつレッスン活動もしていきました。色んな方がレッスンに来てくれました。声にコンプレックスがある方、将来は歌を歌いたいという女の子、お仕事でもっと成績を上げたいというセールスマン・・・、皆さんそれぞれの悩みや望みを持ってレッスンに来てくれました。

レッスン後の彼らの表情とその後を見て、その中でまたひとつの可能性に気づきました。

 

 

「声が変われば、人生が変わる。」

大袈裟な表現かもしれませんが事実です。

声が変わることで、自分に自信を持つことができるようになります。

すると、相手の印象が変わり、人間関係が変わり始めます。人に興味を持ってもらえる存在になったり、取引先に気に入ってもらえると仕事がうまくいくようになります。片想いしている人との関係も好転するかも知れません。周囲の色んなものが変化していくのです。

実際、私がレッスンでお伝えしていることは、カラダの使い方や思考の使い方がメインです。

たったこれだけのことで、声は変わります。理由は、多くの人は声を出すときのカラダの使い方や思考の使い方を考えていないから。何も考えずに、今までの人生で培った習慣通りに使っているのです。

ところが、カラダの使い方や思考の使い方を知ることで、意識的に選択ができるようになります。すると今までの習慣とは違う使い方をすることができるようになるわけですから、結果が変わるのは当然なのです。

 

 

これから先、ますます声は重要になる

私は、これから先、声の重要性はより高まってくると考えいています。

近い将来、各ビジネスの現場にはAIが導入され、人でなくてもできる仕事は減っていくでしょう。そうすると文字ベースでのやりとりや機械音声とのコミュニケーションが増えるはずです。

買い物はほとんどネットで完結し、ドローンが届けてくれる。サポートセンターもほぼAIが対応。コンビニやスーパーも全てセルフレジ。洋服を買いに行っても、AIがあなたに合ったコーディネートを提案してくれます。

人と人との接点が減っていくのは明かです。

そんなときこそ、生身の人間とのコミュニケーションが求められるようになります。

その中でも、声はあなただけしか持っていない要素です。

初めてのひとり暮らしで不安なとき、遠く離れた田舎の両親が電話をかけてくれて、声を聞いただけで安心して涙がでた経験はありませんか?

仕事が忙しくて、体力的にも辛いとき、なかなか会えない恋人の声が聞きたいと思ったことはありませんか?

それだけ、声にはあなたというひとりの人間の魅力が詰まっているのです。

 

 

「声が変われば、人生が変わる。」を証明したい

しかし、まだ声の大切さに気づいている人は多くありません。

だからそれをひとりでも多くの方に伝えていこうと決めました。

 

声が変われば、あなたの身の回りの色んなことが変わり始めます。

その理由は、あなたの行動が変わるから。

 

ボイスアクティベーション』では声を使うときのカラダの使い方や思考の使い方を学ぶための方法ですが、それはあなたが自分のカラダや思考を効率よく使うための方法であるとも言えます。

そして、その方法を学ぶということは、あなたは自分で習慣を変える力を身につけるということです。

ただ学ぶだけでなく、あなたがご自身で使うことができるようになるために学ぶのです。

声の使い方を学ぶプロセスを通じて、仕事・恋愛・人間関係があなたの望む方向に進んでいけば、あなたの人生はより豊かなものになるでしょう。

私はあなたの人生を豊かにするお手伝いができることを楽しみにしています。